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浮舟通信 第四号(電子版)

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浮舟通信第四号
目次
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詩 関根優実
暮らしをつかむ 森内こゆき×タナカミキ
都会の狭いアトリエ 関口佳那
つぶやきのあわいから 浜本汀
浮舟社の窓から
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A5判、14頁

※こちらの商品は電子版です。紙版ではございませんのでご注意ください。
※紙版と電子版の内容は同じです。

今月号では、定期連載の「詩」「暮らしをつかむ」「都会の狭いアトリエ」のほか、天草より浜本汀さんの不定期連載「つぶやきのあわいからーー聞き書きから考える被害と加害」が始まりました。

天草での聞き書きやフィールドワークを通して、天草島の、あるいは近現代の日本のーー「からゆきさん」「公害」「沖縄」「植民地主義」をめぐるーー「加害と被害」の歴史を、水俣・朝鮮・琉球弧と対置させながら紐解いていく力強いエッセイです。

以下、「つぶやきのあわいから」の一部ご紹介です。

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 今後、なかばライフワークのような長い目になるが、天草を起点に近現代の移動に焦点を当てて聞き書きを行いながら、そのなかで生じた被害と加害の双方を考えていく。その際に、チッソの社員であった岡本達明らが、水俣に天草や朝鮮を対置して聞き書きをまとめていったことにならって、天草側に立つ私には、水俣、朝鮮、琉球弧……といった土地を対置していくプロセスが、過度な地元の主観視を避けるために重要になってくるだろう。ひとりでも多くの人の、その両親や祖父母との記憶を聞くことを通じて、現在からでもまだ百年以上前の記憶に触れられることもあると思う。ただ、つぶやくような、ちいさな声の記録が積もっていくなかで、最終的にそれらがどんな意味を結ぶかは、まだまだ分からない。 

 そのかたわら、この浮舟通信という場をお借りして、天草島の、日本の、被害と加害の両義性のなかで悶える自分自身のさまを差しだすように、エッセイなどの形でお伝えしていきたい。その不恰好を通じて、現在において、島や国の境界をとびこえて、「島が小さくなるのは嫌ですばい」という思いを共に分かち合う在り方を、ためらうようにつぶやく言葉のなかから探っていくことができたらと思っている。
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*「島が小さくなるのは嫌ですばい」は、エッセイ本文で言及がありますが、不知火海に浮かぶ離島・御所浦島が、辺野古に米軍基地をつくるための土砂採取予定地になっていることを受け、カライモブックスの奥田さんが御所浦島在住の方から聞いた言葉(『さみしさは彼方』より)。

九州のことを知るということでも、多くの方に読まれて欲しい文章です。

Ship to Japan only

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